夕飯の時間になってもナズは戻ってこない。

皆で囲う食卓には慣れているが、俺が一人の女の子として見られており、どうしても違和感がぬぐえないのだ。

夕飯を済ませ部屋に戻る頃に、待望のダウザーさんが戻って来た。

ナズ「待たせたね。途中で子ネズミが迷子になってしまって……」

手渡された紙袋にはカゼ薬のようなものが入っていた。一日一錠服用するようにとも説明書きがされている。永遠亭まで行っていたのか。錠剤を取り出すとかなりの大きさであり中々気軽に飲めるようなものではなさそうだ。

ナズ「ただの解毒剤ではないらしいからね。毒で女体化するだなんて永琳も聞いたことがないってさ。即効性じゃないからしばらくその薬のお世話になる筈だ。治るのを気長に待つがいいさ」

用件だけ告げると彼女は早々に部屋を立ち去る。最後に付け加えた一言は彼女なりの励ましなんだと思う。

丁度食事を終えてまだ時間が経っていないので早速服用してみるか。

…………

……

ううむ、即効性もないと明言されているし、飲んですぐに変化が起こるなんて都合のいい事は起きないようだ。

とりあえず一晩寝て様子を……

就寝しようとした矢先、再び俺の部屋に誰かが押し寄せてくる。白蓮だった。

白蓮「命さーん、お風呂沸きましたから一緒に入りましょう?」


なんとっ!?




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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