連れてこられた場所は小さな衣服店が点在する地区。一つ一つの店はそんなに大きくないが、店ごとに様々な衣類を取り扱っており非常に見ていて鮮やかである。ゴスロリファッションまであるぞ……

完成された服だけではなく布地を扱っている店もあり恐らく手作りで服を作る人もここに通ったりもすることが伺える。もしかしたらアリスも人形用の布をここで揃えているのかもしれない。

白蓮「まずはここから……」

目の前の店舗から入り……

白蓮「あっ、これなんてカワイイと思いますよ」

貴方「ちょ……ちょっとフリフリすぎない?」

着せ替え人形の如く色々な衣装をとっかえひっかえ……。その度に「きゃーカワイイー!」とか「こんなのもアリですよね」とか「似合いすぎてる。これは異変ですよ」とか褒めちぎるのでその度に赤面するはめに。

何よりもそんな状況に俺が適応し始めていることに最大の危機を感じていた。このまま生物的にだけでなく、心まで女に染められたらいよいよ元に戻れなくなる!

毒が……鈴蘭の毒が俺の体を……心を蝕んで……

俺が……俺でなくなる…………。○○は死んで、代わりに「命」になる……。

貴方「う、うわああっ!!」

嫌なビジョンが脳裏にこびりつき、恐怖に感情が支配される。パニックに陥り思わず試着室から飛び出してしまう。

白蓮「あらあら、そんなにはしゃぐほど気に入ったのですね。店員さん、これ一式を頂戴な」

何処をどう解釈すればそう見えるのか分からないが今の俺はそれどころではない。一種のパニック状態に陥っているのだから。そのまま店を飛び出すとこの色彩豊かな商店街を横切るように突っ走り突っ走り、そして突っ走った。心臓が暴れ息がマトモに出来なくなるまで走りきり、ゼエゼエと息を切らす。

気がつくと見たことのない路地の裏側に来てしまったようだ……。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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