弾幕ごっこの時に人形を使っているから、目をつけられて毒を浴びせられるわ人形を取られるわで、毒のせいで何故か女体化してしまうし……。と洗いざらい話した。
途中で雛に「敬語はいらない。神といってもそんなに位も高くないし、もっとフランクに話しかけて」と要求されたので、その通りにする。
改めて口にすると随分と現実離れした出来ごとに聞こえてくるが、雛はそんな話にちゃんと耳を傾けてくれた。
雛「そう、メディちゃんに……。それは災難だったわね。あの子、まだ幼いから……」
聞くと雛自身も人形と深いかかわりのある神様なのだという。名前的に雛人形とかだろうか? とにかくメディスンと面識にありそうな人だし、こちらの話もよく分かってくれる。彼女と一緒にあの鈴蘭畑に向かって話をつけてもらおう。
雛「ごめんなさい……。それは出来ないの」
厄神さまというのは周囲に厄を溜めこんでおり(雛の周囲にあるくすんだ青色の空気が厄なのだという)、これに触れると不幸になってしまうのだとか。
もっともその厄の渦の中心は安全なので、渦の中心にいる俺自身も雛からは離れられないということになる。
雛「みんなを不幸にさせちゃうから、あまり動けない……」
少し悔しそうにしながら告げる。溜めこんだ厄を他の神様(雛の溜めこんだ厄を受け取って処理する神様が他にいるらしい)に渡すまではあまり動けないのだとか。
雛「それにメディはまだ幼い妖怪なの。きっと理屈を並べても分かってはくれない。幸いなのはそんな彼女でもスペルカードルールの意味については把握しているってこと」
理屈では彼女は屈しないので、弾幕で勝利して屈するほかないという。結局こうなるのか……。しかし、今の俺には弾幕ごっこなど出来ない。バイパーの力を引き出せないのだから。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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