謙也「笑われた……」

財前「だってめっちゃ厨二臭いやないっスか
アレや…いっそ浪速のメロスとかどうです?

メロスやったら教科書にもあるし、一気に文学的な雰囲気出るんちゃいます?」

謙也「メロスかぁ…浪速のメロス……ん、なんかエエかもしれへんなぁ」

財前「あー…でもメロスって妹の結婚式出るために、赤の他人身代わりにした奴やんなぁ…
真の英雄ってむしろセリヌンティウスやんなぁ…先輩がそんなやつと思われるんは後輩として心外や…ちょっと変えて……


…浪速のエロスで。

ムッツリな先輩にピッタリや!」



謙也「うん…ムッツリだけ前面に押し出されて、足の速さ全く押し出されてへんなぁ…

…お前、後輩として

先輩がその二つ名でエエん?むしろこっちのが嫌やない?」


謙也は説得した。必ず、この言いたい放題の後輩を諭さなければならぬと決意した。

名前:遠山金太郎とその他

苦痛の74

たこ焼きほおばりファンタ飲もう