ユーリ「見つけたぜ、おっさん。何一人サボって酒なんか飲んでんだよ」
あら青年。見つかっちゃったわね。なーに、もう笹取りは終わったの?
ユーリ「おっさんが手伝ってくれりゃあもっと早く終わったんだがなぁ…?」
やだ、そんな怖い顔しないでよ。青年も一杯どう?おっさんの奢りよん。
ユーリ「…一杯だけな」
はいはい。どーぞ。
(注がれた酒を彼が口に運ぶのを見てから、レイヴンは静かに口を開いた)
なんかね…今日は会えなさそうだなって思ってね。
ユーリ「??」
織姫と彦星よ。今日は雨らしいじゃない。
ユーリ「それがサボった理由か?」
やーね、
それだけじゃないのよ。