夕立「とくいてん……?」
マシュ「そうです。このまま放置すれば、世界が、人類が危ないんです」


睦月「でも、いいんですか、手伝ってもらっちゃって?」
ダヴィンチちゃん「勿論。此方には此方なりの思惑ってものがあるからね。寧ろ我々が君たちを利用しているようなものさ」


『カルデア』を名乗る奇妙な来訪者たちと共に、行方不明の提督を探すことになった、吹雪・睦月・夕立。



「GYAAAAA!!」
夕立「お化けっぽい!?」
マシュ「どうやらこっちの得意分野みたいですね。先輩、指示を!」


吹雪「では、私たちのうち2人は水上で護衛、1人はサポートとして『アン女王の復讐』号に同乗します」
黒髭「んふwwwwどのコも捨てがたいでゴザルなwww強いて選ぶならやっぱりこの…芋っぽさがこうww」
吹雪(ぞぞーっ)


マシュ「ということは、彼女たちもデミ・サーヴァント…?」
ダヴィンチちゃん「飽くまで『似てる』だけだよ、マシュ。擬似的にクラスに割り当てることもできるようだ」
ロマン「フブキちゃんとムツキちゃんはアーチャーで、ユウダチちゃんは……バーサーカー?」


夕立「ぽい?」
フォウ「フォイ?」


行く先々で出会う、日本出身のサーヴァントたち。果たして、敵か、味方か。



「猪口才なタヌキ娘、どーせ貴女みたいな阿婆擦れの兄上なんて、腹に一物も二物も具えた古狸に決まってますわ!」
「ふ、ふ、古狸っ!?おのれ、私だけならいざ知らず、よくも兄上を侮辱してくれたなっ!そこに直れ女狐、この場で叩ッ切る!」


「ここより先に進ませる訳にはゆかぬ。通りたくば、拙僧を斃すより他ないぞ」
「そいつぁゴールデンだぜ…!」


改めて直面する問い。何のために己を賭け、戦うのか。



「ヒトの姿をもって生まれてきた以上、君たちは既に戦うだけの道具ではあるまい。吹雪くん、君はどんな大人になりたいのかね?」
吹雪「エミヤさん……」


黒髭「行くぞ野郎共ォ!海賊の矜持、見せてやれ!!」
「我らが女神の為に!!」
「「「フミィイイイイッ!!!」」」


渦巻く陰謀と悪意。



夕立「こっちのシロウはなーんか胡散臭いっぽい!」
「いや、そんなことを言われても……」
睦月「きっと、シンコーシューキョーってやつだよ、夕立ちゃん!」
「えっと、確かに宗教家ではあるのですが……」


そして、明かされる真実――



吹雪「そんな……嘘でしょ……?」

吹雪「睦月ちゃんが『特異点』だったなんて――!」







睦月?「過去も、未来も……








生も、死も……








地上も、深海も……







みんな、すべて——







——海色みいろに溶けてしまうがよいぞ…ッ!」





Grand Battle!
_嘘予告3_3