~母港、遠征を終えて~

Libeccio「Ciao ciaoまたね, Zara!」
あきつ丸「綺麗なひとでありますなあ、ザラ殿は」
Верный「Хорошо」
Z1「ザラさんはこれからどうするの?」
霞「司令官と2人で話があるんだって……あら、司令室から通信ね。ちょっと待ってて」
金剛「うぅ~、テートクと2人っきり…羨ましいデー「はあ!?何ですって!!」 What!?」

霞「北海道沖に敵艦が急襲!?」

「「!?」」

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不知火

ええ。北方方面の航空隊からの連絡です。

霞『北海道ってことはアレよね。確か敵襲を想定した作戦があったはず…』

はい。かねてより、軍令部は4つの防衛拠点に対する敵襲を想定して迎撃作戦を立案していました。作戦名は、嘗ての大戦で立てられた作戦から名を取った……

霞『“捷四号作戦”……!』

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不知火『礼号作戦の疲れもあるでしょう。北海道には不知火が行きますから霞は……』

霞「嫌よ」

不知火『霞?』

霞「こんな時にじっとしてらんないったら!前線には私が出る。アンタはそのクズがザラさんに変なことしないか見張ってなさい!」

不知火『しかし…』

霞「うっさいのよ!主役は譲るって言ったのはアンタでしょうが!兎に角今回は私が最後まで戦うからね!」

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……切られてしまいました。こうなっては仕方ありません。作戦指揮は霞に任せましょう。

…………あの、司令……









——ええ、じっとしているのは性に合いませんから。


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