青葉「ねえちょっと衣笠!?どうしちゃったの!?」

衣笠「……」ドウッ!ドゥッ!

青葉「コ○ラのモノマネしてるとこ隠し撮りしたのは謝るからあ!データもちゃんと消すからー!だから正気に戻ってー!」

ガキィン!

天龍「おいおい龍田ァ、手加減無しかよ?ったく、口元ばっか笑いやがって、目が笑ってねえ…」

龍田「……」

天龍「…っていつも通りじゃねえかあああ〜〜っ!?」キィンキィンキィン

ガォンッ!!

長門「くっ…目を覚ませ陸奥!私だ!長門だ!分からないのか!?」

陸奥「……」ガォンッ!!ガォンッ!!

長門「……あっ!第3砲塔がっ!?」

陸奥「……」ピタッ

長門「おっ」

陸奥「……」ガォンッ!!ガォンッ!!ガォンッ!!

長門「やっぱりダメかぁぁ〜!?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんてこと…この人数が瞬く間に…

陽炎「……」ジリッ
黒潮「……」ジリッ
雪風「……」ジリッ

あの小娘さえ倒せば…貴女たち、死にたくなければそこを退きなさいッ!

(ライダーの火船たちを震え上がらせた不知火の眼光も、流石に姉妹たる陽炎たちには効果が薄く、ほんの一瞬怯ませるに留まった。しかし、その一瞬の隙を突いて不知火は飛び出す)

不知火を、怒らせたわねェ…ッ!

(吠えて、不知火はアサシンに飛び掛からんとする。しかし、押し退けた筈の陽炎・黒潮・雪風に後ろから組みつかれた)

くっ…離しなさい、貴女たち!

(身動きが取れない不知火の目の前で、操られていない艦娘達は仲間の攻撃の前に為す術もなく次々と倒され、操られた者たちもアサシンの凶刃によって一人また一人と倒れて行った)

よくも…不知火の仲間を…ッ!離せ…離せッ!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(同じ頃…提督を乗せて先を急ぐクルーザーの側では、護衛としてついていた金剛型四姉妹も同士討ちを始めていた)

金剛「Hey比叡!イツモお姉様お姉様言ってるクセに急にどうしたデースか!?」

比叡「……」ドウッ!!ドウッ!!
榛名「……」ドウッ!!ドウッ!!

金剛「榛名ァ!Youもデスか!!テートクにAttackする気なら、たとえSisterでも許しまセンよ!
霧島!Youも手伝っ…何してるデースか!?」


霧島(ヒョイッ)

(見ると、霧島は提督の乗ったクルーザーへと器用に飛び乗るところだった。そのままツカツカと提督達の方へ歩いて行き、クレーンを振り回して暴れている明石を手刀の一撃で昏倒させ…必死に身体を盾にして提督とまるゆを庇うあきつ丸の横を通り過ぎ…船室の最奥部にある、一台の機械の前で屈み込んだ)

あきつ丸「霧島殿…一体何を?」

(ガチャッ)

霧島『あーあー、皆さん聴こえますか、私霧島です。マイクチェックぅ…1(ワン)、2(ツー)…1、2、1、2…すぅ…さん…死ィ!!……ーーーーーィン…………』

霧島「あ、あらやだ提督…」


(通信装置を通じて放たれた霧島の怒声は、アサシンに操られたものもそうでないものも区別なく、鼓膜を引き裂く大音量で昏倒に至らしめた。…提督を含めて。)

霧島「…計算を誤ったかしら…?」


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