(一方そのころ、北方海域東部)
霧島「っ…空母…ヲ級…!」ヲ級「――――…」(予想外の敵の出現に一瞬焦った霧島であったが、割れた眼鏡を捨て、予備にかけ直す頃には元の冷静さを取り戻していた)
霧島(それもFlagship級…夜戦でも艦載機を飛ばしてくる厄介な敵ね…けど…)霧島「戦艦相手に、近づきすぎではないかしら?そこはすでに大口径主砲の射程範囲内よ?」(メガネクイッ)霧島「距離!速度!良し!」『46cm三連装砲』ドウッ!霧島「全門、斉射ァー!」『46cm三連装砲』ドウッ!!ヲ級「――――ッ!!!」霧島「ふぅ……――!?」ヒュルルルル…ドガッドガッ!!霧島「あああっ!?」(霧島が背後を振り返ると、そこにはもう1隻の空母ヲ級が第2次攻撃の準備を整えて迫っていた)
霧島「く…迂闊だったわ…主砲の装填には時間がかかる…私はともかく、司令やお姉さまたちを傷つけさせるわけには…っ!」ヲ級「…――――ッ!」 シャッ『61cm四連装(酸素)魚雷』 シャッ『61cm四連装(酸素)魚雷』シャッ『61cm四連装(酸素)魚雷』ガオッッ!!!ヲ級「――――!?……」→