見つけた 何かじゅんびしてるね
えっと、うごいてるのは二人だけで気絶してるほかのおねえちゃん達としれいさんは船の上に寝かされてるね、でもあんまり足場がないな…(アサシンは霊体化して何らかの準備をしている二人を上空から眺め、マスターと念話で話しマスターもまたアサシンの目を通して状況を観察していた)
そうだ!マスター…ゴニョゴニョ……(アサシンは思いついたことをマスターに伝えると、すぐさま行動を開始した)
くすくす、よけられるかな?霧島「ぐっ…」不知火「ぐ…この程度で…!」(アサシンがちょうど二人が近づいているときに奇襲し二人の足を片方ずつ深く斬りつけた後、空から朗々とした男性の声が響き渡った)
Es hören―Mein Leben und schließen Sie die Erde…!(その声が響き渡ると同時に海中にクルーザーを中心として半径百メートル、厚さ五メートルほどの非常に強固な氷の塊を創り出しクルーザーは氷の上に持ち上げられた)
バイバイ、艦娘のおねえちゃん(その声と共に足を深く斬られ、魔術で創り出した氷によって体が持ち上げられた時の衝撃でバランスを崩した霧島の喉を掻き切るべく飛び掛かった)
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金剛「Ouch!うう…一体、何が…」(金剛とほかの姉妹は海面が凍り、船が持ち上げられたことで氷の上に投げ出され、落下した時の衝撃で目を覚ました)
(何が起きているのか把握しようとしてふと目を向けたときに見たものは―――)
(同じく姉妹艦の霧島と、その喉を掻き切らんと飛び掛かる一人の少女の姿があった)
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