「呵呵呵呵呵呵呵!このような交渉事はそこの小娘にはきつかろうて、儂が代わりを務めるがよろしいな?」
(青葉が停戦とその条件を提示して交渉に入ろうとした時、何もないはずの空間から男の声が響いてきた)
青葉「あなたは?誰ですか?どこにいるんですか!?」
「何、儂もそこの小娘と同類よ。名はアサシンでもなんでも好きなように呼ぶがいい。それにどこにいるか、だと?お主のすぐ隣よ」
青葉「え?」
(その声とともに青葉のすぐ隣に中華の武術家然とした服装の男が現れた)
青葉「っ!?」
(驚いてすぐに青葉は距離を取ったが、男は気にせず話を続けた)
「さて、令呪ひとつ使用する代わりに神秘の秘匿と隠れ家の提供、だったか」
青葉「え、ええそうです。先ほども言った通り、悪い条件ではないと思いますが?」
「呵々、足りんな」
青葉「…この条件では、足りないと?」
「足りん。神秘の秘匿はともかく、隠れ家など魔術師には必要ないからな」
青葉「では、そちらは何が欲しいのですか?」
「そうだな、いまのマスターは艦娘に強い興味を持っている。そこでこちらから一つ条件を提示させてもらう」
「『艦娘の性能、および戦闘の詳細なデータの譲渡』、もしくは『艦娘一人の貸与』。このどちらかを飲んでもらう。何、百ン人の艦娘の命と引き換えだ。どうだ、悪い条件でもあるまい?」「…分かりました。その条件を飲みましょう」「…ダメです。その条件は飲めません」
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