最初に感じたのは衝撃
次いで感じたのは爆熱
その最中でレ級は思考する
レ級(今のは魚雷…なぁるほど…敢えて不知火ちゃんが突撃してボクの目眩ましになったのか――――ボクに確実に損害を与えるために)
思い返してみれば前回も似たような方法で不意を衝かれた…学習しない己の迂闊をレ級は笑い飛ばす
レ級「ぎゃはは!ぎゃははははは!」
(ビュオン!ドッ!)
レ級は不知火がそこにいるであろう場所に当たりを付けて尻尾を扇状に薙ぎ払い自分の更に後方に吹き飛ばし損害の程度を計測する
レ級(今の雷撃で表面装甲が一部剥離…機銃も一部吹っ飛んでる…けど航行、砲撃能力共に問題なし―――まだ闘れる!)
損害を小破と判定しお返しとばかりに艦隊に向けて砲門を向け――
レ級「全主砲一斉射!薙ぎ飛ばせ!」
(ドドドドォッ!)
主砲副砲全てを使っての一斉射!その灼熱の暴風が己に雷撃を放った長良型軽巡洋艦『鬼怒』と随伴の駆逐艦に襲い掛かる!
レ級「キミの顔は良く覚えてるよ?不知火ちゃんを庇うように立ちはだかってくれたよねぇ?」
鬼怒とその近くにいた早霜への着弾を確認すると不知火のいる方に顔を向け
レ級「………不知火ちゃん、キミの相手はまだ少し先だよ?他のやつに邪魔されても困るし…少し動けなくしてくるから待っててね?」
そう言い置き次なる獲物を求め本隊へと駆け抜ける!→
_vs_classre_revenge_10