鬼怒「ぐにゃっ!?ま、まだまだぁ!」(直撃を食らった鬼怒は主砲塔の殆どを削り取られるも、なんとか持ちこたえた。しかし、)
ズルッ早霜「あっ…」(右舷に被弾した早霜がバランスを崩す。転覆もあわや…というところで、その右腕を掴んで立たせる者があった)
不知火「……」
早霜「不知火さん……感謝します」不知火「浅瀬、要ります?」
早霜「ばっ…馬鹿にしないで」不知火「ふっ、冗談です。傾斜回復はできますか?」
早霜「今、やってるわ」利根「くぅ…これで大破3隻、中破1隻か…この状態で夜戦はしたくないのう…」(連合艦隊においては、本隊の空母が退避するのを僚艦が援護するため、夜戦は護衛艦隊のみで行わなければならない。しかし、無傷な者が不知火と利根のみとあっては、この強敵を相手に夜戦も儘ならぬことは目に見えていた)
不知火「ええ、分かっています。なんとか日のあるうちに撃退したいところです。さあ、陣形を立て直しましょう。利根さん、瑞雲で本隊を援護してください」
利根「了解じゃ!」→