衝撃爆炎爆熱爆風爆音―――それらが渾然一体となったかのような白い意識の中にレ級はいた

異形は装甲が弾ける音を聞く―――「だからどうした」

怪物は爆熱に晒された艤装の苦悶の叫びを聞く―――「だからどうした」

レ級「そ・れ・がどうしたァァァァ!」

爆煙の中で化物が吼え生き残った砲門を戦艦二隻に向け―――放つ!

(ドドドドォッ)

レ級「オラァッ!」

レ級は更に行き掛けの駄賃とばかりに魚雷を発射しようとする!が、しかし!

(ガキン!)

魚雷発射菅は先の飽和攻撃で破壊され発射機構を喪失していた!

レ級「それならぁ!」

(バキン!ズルゥッ!)

発射菅を強引に抉じ開け魚雷中身を無理矢理に引きずり出し敵に向かって駆け出す!視線の先にいるのは瑞鶴!

瑞鶴「くっ!こっち来ないでよ!」

(パシュッ!ピヒュン!)

瑞鶴と赤城は敵を近付けさせまいと迎撃のための矢を放つ!が、レ級はそれを最小限の動きで時に躱し時に掴み取りながら一気に距離を詰める!

そして―――!

レ級「ボクからのプレゼント…受け取りなぁ!」

<(゜∀。)

(ゴバァッ!)

凄絶な笑みと共に瑞鶴に文字通り魚雷を叩き込んだ!



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