―――両者とも動かない…霧島はレ級に拳を放った姿勢のまま肩で息をしている


―――レ級は


レ級「………キッ…キヒヒ…ぎひゃひゃ…」

―――笑っていた…霧島の最大威力…満身の力を込めた一撃を受けなお…笑っていた

霧島「………ッ!?」

(ビュルン!ガシィッ!)

霧島は咄嗟に飛び退こうとする…が、間に合わずレ級の蛇の如くしなった艤装に絡み捕らえられてしまう

霧島「がっ!…な、何で…!?」

レ級「あぁ~痛ったぁ~…流石に痛かったよ?間違いなくボクの意識を刈り取るには足る一撃だったね」

「けど」と、レ級は口の端を吊り上げながら続ける

レ級「それはキミが普段通りの体調ならの話…今キミはボクの砲撃を受けて満身創痍…そんな状態であんな身を削るやり取りをしたんだ…普段通りの力なんて出せやしないよ」

そう、現在霧島は大破状態…航行にすら支障が出かねない状態である―――敗北は必然と言えた

レ級「自分が負けた説明が聞けて満足かな?―――じゃあ」

(ビュオン!)

レ級の艤装が唸り霧島を空中に放り投げる!

レ級「―――お別れだよ?」

レ級は空中の霧島に砲門を向け―――照準を合わせた



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