眼前に迫る魚雷を前にしてレ級の時間は引き延ばされさながらスローモーションの様に映っていた
レ級(魚雷…しかも十発!当たったらボクでもヤバイ!最悪沈む!…どうする!?)
思考する間も引き延ばされた時間の中で魚雷はゆっくりと確実に迫ってくる
レ級(後ろに跳ぶ?ダメだ!そんなので避けられるほど甘い軌道してない!砲撃で直前爆破する?ムリだ!捌き切れない!)
レ級は高速で思考し眼前に迫る脅威を回避する手段を構築する
レ級(後ろもダメ!左右なんて以ての外!迎撃も無理!…それなら!)
レ級の時間が元に戻る!と同時に尻尾を大きく振り上げ…思い切り海面に叩き付けた!
(バッシャアアアア!!)
赤城「なぁっ!?う、嘘っ!?」
少し離れた場所にいた赤城が驚愕の声を上げる!
怪物は―――空高く宙を舞っていた!
レ級「ひゅーっ!危ない危ない…ぎゃは!いーい眺めだねっとぉ!」
眼下で自分がいた場所を魚雷が通り過ぎたのを視認するとレ級は空中で強引に姿勢を捻り砲門を下に向ける!
レ級「上から撃ち下ろすなんてボクってばハジメテかも…なぁんってねぇッ!!」
(ドドドオッ!…ドオッ!) →
_vs_classre_revenge_19