(突然の来客に対する返答は言葉によってではなく、爆撃の嵐によって行われた)
ブゥン…… ドッ! ドドドッ!(帰還していく瑞雲たちの飛ぶ先…戦艦レ級の後方に、“彼女たち”はいた)
「どうじゃ、我輩の言ったとおりじゃろう?」「まあ、そうなるな」~~~~~~~~~~
(数日前…)
不知火「索敵班からの情報によると、強力な深海棲艦1隻が鎮守府に向かっているようです。司令はこれを、敢えて鎮守府正面海域に誘い込み、迎え撃つと決定されました」
「「……!」」
不知火「敵は、“艦載機運用能力および大口径主砲を備えた艦”とあります」
鬼怒「もしかして…」不知火「…ええ、おそらくは。今度は、奴も“本気”でしょう」
不知火「故に、こちらも“本気”で…すなわち【連合艦隊】によって迎撃します」
「「……」」
不知火「編成を通達します――」
~~~~~~~~~~
――――機動部隊本隊、旗艦、航空母艦『赤城改』赤城「慢心しては駄目。今度こそ、必ず…!」――――同じく航空母艦『瑞鶴改』瑞鶴「わかってるって!私たちだって、あれからレベルアップしたんだから!」――――軽空母『飛鷹改』飛鷹「軽空母だってやれるってこと、みせてやりましょ!」――――同じく軽空母『隼鷹改二』隼鷹「ああ、パァーッといこうぜ!」――――航空戦艦『日向改』日向「航空戦艦としてどちらが上か…思い知らせてやる」――――戦艦『霧島改二』霧島「さて、どう出てくるかしら?」――――随伴護衛艦隊、航空巡洋艦『利根改二』利根「むぅ…本当に1隻か?索敵屋としてはちとつまらんのう」――――重巡洋艦『摩耶改』摩耶「なら、次は対空屋の出番ってワケだな!」――――軽巡洋艦『鬼怒改』鬼怒「久しぶりだね…今度は負けないから!」――――駆逐艦『Верный』Верный「あの時は妹が世話になったようだからね…今度は負けない」――――駆逐艦『早霜改』早霜「ふふふふふ……貴女の沈むところ、よく、見せてもらいます…」――――随伴護衛艦隊旗艦、兼【連合艦隊】旗艦…『不知火改』不知火「久しぶりね、戦艦レ級…今度こそ、決着をつけてやる…!」
不知火「第一次攻撃隊、全機発艦!!」
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