エ「やっと来たわね、待ちくたびれたわ」
メ「ランサー、分かっているとは思いますが…」
エ「分かってるわよ。殺さなきゃいいんでしょ?」
メ「分かっているならいいのです」
――――――――――――――――
―――――――――
――――
金剛「いないデスネー」
榛名「……確かに、出てきませんね」
湾内に入ってみるも敵はおろか人っ子一人おらず、四人は先行して上陸し港を探索することにした。
霧島「理由は分かりませんが、ともかくこちらとしては好機です。一気に上陸してしまいましょう!」
比叡「もしかして、私達を恐れて逃げちゃったり?」
金剛「だったらいいんデスけど…注意だけは怠らないようにネー!」
金剛(さっきから嫌な予感がしマス。急がなければ…)
ゾクッ
金剛(殺気!?)
金剛「榛名!前に思いっきり飛びなさい!」
榛名「ッ!はい!」
ズドン!エ「あら?外しちゃったわ」
メ「当然です。一瞬とはいえ殺気を放ったのですから、これぐらいしてもらわないと困る」
二人が跳躍した一瞬の後二人が立っていた場所に槍と鎖が付いた釘剣が突き刺さった
一瞬の殺気を感じ、受け身を考えずに全力で跳躍した金剛の判断は正しかった。二人がほんの一瞬でもためらえば、二人仲良く串刺しになっていただろう。
霧島「――――――サーヴァント!」
金剛「Fmm…ランサーと……なんでしょうネ?」
メ「此度は騎兵のクラスとして参戦しています。尤も、貴女方が覚える必要はありません」
メ「なぜなら、貴女方は皆死ぬのですから」
→