比叡「言ってくれるじゃないですか!」

エ「ま、そういうこと!諦めなさい、なッ!」

霧島「うわっ!とっ、ととっ!」

少女の細腕とは思えない力で振るわれる槍を必死でかわし続ける霧島。他の姉妹が援護しようとするも二人が近すぎて巻き込んでしまう、そう考えながら必死で巻き込まずに援護する方法を考えていたが――――――

メ「どこを見ているのです?あなた方はそんな余裕があるとでも?」



ライダーの持つ釘剣が唸る。これを紙一重でかわし、戦艦が誇る大主砲で応戦するも――――――

榛名「当たらない……この、ちょこまかと……!」
金剛「主砲は当たりマセン!副砲と機銃を使いなサイ!」

メ「私は此処にいるのですが。明後日の方向に弾幕を張るとは、余裕があるのですね」

金剛(なんて奴…。いや、戦闘者として次元違いということは頭で理解しているつもりでしタガ)
金剛(まさか、この至近距離で主砲を撃つのを確認してから回避をするなんて。分かっちゃいましたが化け物デスネー)
比叡「この!とっとと!当たりなさい!」

メ「残念ですが、百年続けたとしても貴女の砲弾が私に届くことは無い」

回避し、お返しとして鉄塊の如き蹴りが比叡を直撃した。戦艦の分厚い装甲を容易に打ち砕き、柔らかい腹に直撃してしまった比叡は衝撃で弾き飛ばされ、思わず胃の内容物を吐き出してしまった

比叡「ぐ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ……ゲホッゴホッ」
金剛「比叡!」
比叡「だ、大丈夫です、お姉さま……。比叡は、まだ、いけます!」
金剛(このまま戦ってもじり貧デス。第二部隊が上陸完了するまで後二十分、早くても十五分程度。どうにかしなければ…)



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