メ「もう遅い―――!」
魔法陣から光が溢れ、大きな衝撃と共に金剛の視界は光に覆われた。
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金剛「――――――――――はっ!?」
どうやら、衝撃で一瞬意識が飛んでいたらしい。周りを見渡すと、ついさっきまで立っていた場所の地面がえぐれ上陸作業を行っていた岸壁も粉砕されていた。
金剛「皆は!?」
榛名「どうやら回避が間に合ったようで、大きな損害を受けた子はいないみたいです」
金剛「ならアイツは―――」

メ「――――――こっちですよ」
金剛「……
天馬…………」
ふと、その場にいる全員の艦娘が『綺麗』と場違いな感想を抱いた。
彼女が天馬を駆り、空を駆ける姿は、まるで。
――――――――――夜空を流れる、一筋の流れ星のようだった。
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