ガキィン!
幾度目かはもうわからないが、ナイフと砲が交差する。傷だらけで疲弊している四人とほとんど傷を負っていない一騎。
再び両者は距離を取る。その距離はおよそ十メートル。先に口火を切ったのはアサシンだった。
ア「お姉ちゃんたち、がんばるんだね?」
満潮「はん、こちとら深海棲艦相手にドンパチやってんのよ!体力勝負で勝てるとは思わないことね!」
ア「うん、わたしたちももっと遊びたかったな」
満潮「…どういう意味よ?」
ア「時間切れ、だって。―――だからね、死んでくれる?
暗黒霧都」
荒潮「くっ、また霧!?何度も何度も鬱陶しい…ッ!」
朝潮(いや、今までの霧とは違う…?)
朝潮の懸念は当たっていた。今までの霧とはその濃さ…霧の濃度がけた違いに高まっているのだ。具体的には、すぐ近くのいる筈の仲間の姿も見えないほどに。
そして彼女らは知りえないことだが、夜・霧・女性。あるものを発動させるための条件がそろってしまった。
ア「此よりは地獄。“わたしたち”は炎、雨、力――」
ア「解体聖母」~~~~~~~~~~~~~~~~~~
満潮「何…?今、何か大きな気配がしたんだけど……」
荒潮「みんな無事!?」
大潮「わ、私も無事です」
荒潮「大潮も無事…朝潮!朝潮?」
だが、返事は無い。
満潮「朝潮?どこに…あいた!」
満潮「石?―――え?嘘、よ」
彼女は蹴躓いたのは石ではない。彼女が蹴躓いたものは、
満潮「あ、朝し、お?」
綺麗に解体され、腑分けされた、何よりも大切な
朝潮の無残な遺体だった。
ア「うん、うまくいったね。次はどのおねえちゃんにしようかな?」
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