別働隊が正体不明の敵に襲撃された――報告は赤城をはじめとする、穂群原学園に布陣する航空部隊の本隊にも届けられた。赤城は即座に、動かせる艦載機を持つ翔鶴型姉妹に指示を出す。

赤城「くっ……翔鶴さん、瑞鶴さん!」
翔鶴「はい!全機、索て」

「無駄だ」

翔鶴「え――?」

弓を番えようとした翔鶴の手が止まる。胸に違和感を感じて見下ろすと……

翔鶴「うで……?」

自分の胸から“右腕”が生えている。その拳が自分の背中から突き刺さったものであることを認識する前に、翔鶴の脳は活動を止めた。

瑞鶴「し、翔鶴姉っ!?翔鶴姉えええっ!!」

姉の躰にすがりつく瑞鶴。一瞬前まで突き刺さっていた腕の主は既に姿を消し、誰も……数十機いる直掩機の1機すら、敵の姿を見つけることが出来ずにいた。

エ「あら、来てたのね、“アサシン”」

深雪の突進を尻尾で軽くいなしながら、ランサーが中空に向かって呼びかける。

エ「アナタ、私達にも見えないんだから気をつけなさいよね。それとも、アナタも聞いてく?私のラ・イ・ブ♪」



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