不知火(この先に何人の敵がいるか分かりません。念のため…)

不知火「陽炎、聞こえますか」

通信機はすぐに答えた。

陽炎『オッケー!すぐにそっちに……っと』
不知火「……陽炎?」
陽炎『ゴメン、すぐには行けなくなった。悪いけど1人で何とかして』
不知火「しかし」
陽炎『大丈夫だって!不知火ならできる!』

通信はそこで切られてしまった。不知火は意を決して扉に手をかける。

不知火(青葉さん、今行きます!)

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陽炎「さて……と」

陽炎が通信を切ったのは、引き返した廊下の先にひしめく骸骨の群れを発見したからだ。

陽炎「こりゃあ、ちょっとばかし骨が折れそうねえ」
「あら、皮肉のつもり?」

骸骨たちの上空に、ローブを纏い魔女然とした格好の女が浮かび上がる。

魔「それとも……精一杯の虚勢、といったところかしら?」
陽炎「来たわね!悪いけど、通らせてもらうわよ!」

ハンドルを握って主砲を構える陽炎に対して、魔女も掌の上に光球を浮かばせる。

魔「ふふふふ、威勢のいい子は嫌いじゃないわ。どこまで足掻くのか――見せて頂戴」

二人の中間の位置で光球と砲弾が炸裂し、廊下は青白い光に包まれた。


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