『停戦は成った。戦いは終わりだ』海岸に集った面々にも、その声は届いた。が、歓声は上がらない。
陽炎「戦いは終わり…」
神通「…なら良かったんですが」
白み始めた沖合に、招かれざる者達の姿が揺らめく。
赤城「深海棲艦の大群、硝煙の臭いに惹かれて集まりましたか」
大和「これからは私達も冬木市民です。ここはひとつ、手を組みませんか?」
冗談めかして言う大和に、世界の海を知る女はぶっきらぼうに応じた。
ラ「馴れ合う気はないが…マスターの地元で化物どもに好き勝手されるのは面白くないね。野郎共、やっちまえ!」
~~~~~~~~~~
不知火「司令、バケツはありますか」
『ふっ、仕方ないな』アタ「待て、海岸に行くなら連れて行ってやろう」
言うが早いか、修復したばかりの不知火は横抱きにされて、赤みがかった空の向こうへと飛び出していく。
大淀『提督、号令を』
『ああ』『冬木泊地第1司令部、抜錨せよ。暁の水平線に勝利を刻むのだ!』END