(ライダーは避けきれないと判断し背後にジャンプしてダメージを抑えつつ距離を取った)
お前たち…忘れたか?
(底冷えがするような声でライダーの声が続く)
我らはかつて世界最強の艦隊を撃破し、『太陽の沈まぬ王国』に落日をもたらした。『太陽を引きずり落とした』のだ。その栄光を、誇りをお前たちは忘れたのか?
(その声が発せられるとともに恐慌をきたしていた船は動きを止めた)
(それはまるでかつての誇りを忘れ、大切な主の前で無様に取り乱したことを恥じるようだった)
さて、見苦しいところを見せちまったねぇ。もっと戦いを楽しみたいところだが…
どうやらうちのサーヴァント共がこちらに向かっているらしいからな、来る前に決着をつけさせてもらおうか。さっきの手はなかなか驚いたが…もう通用はしない。
(声とともに不知火の前に砲弾を撃ち込み水飛沫を煙幕代わりにして目を遮った)
(水飛沫が上がると同時にライダーは天高く跳躍した。そして―――)
アタシの名前を覚えて逝きな、テメロッソ・エル・ドラゴ!太陽を落とした女ってなぁ!
野郎ども、時間だよ!嵐の王、亡霊の群れ、ワイルドハントの始まりだ!
(その声とともに空に八十隻を超える大艦隊が出現し、ライダーはその旗艦『黄金の鹿号』に乗っていた)
(その艦隊は不知火を逃がさないように円形に準備砲撃を撃ち、)
打ち鳴らせ!『黄金鹿と嵐の夜』(ゴールデン・ワイルドハント)!(宝具の真名解放と共にかつて無敵艦隊を撃滅した火船の群れが、膨大な支援砲撃の嵐と共に今度は不知火を滅ぼすために放たれた)→
_vs_riderEXTRA_8