楽しかった遠足の帰り道の事。


園子「楽しかったな~♪」

銀「あ~、毎日が遠足だったらいいのにっ」

須美「ほら、二人とも。帰るまでが遠足よ」


一緒に帰り道を歩いていた三人が、突然消えた。
少し驚くが、何度か経験しているので慌てる事はない。ヤツらが攻めてきたのだ。

樹海での出来事は現実では一瞬。三人は既にお役目を終え、近くの社に戻されているはず。

よりによって楽しい遠足の帰りに……まったく空気の読めない敵だ。
いつも以上に疲れているに違いない。早く迎えに行ってあげないと。

今回は三人をどうやって労おうか、
そんな事を考えながら社に向かった自分を待っていたものは――



傷だらけで泣き崩れる二人と、血塗れで横たわっていた銀だった。


決意