(はぁ、と本日何度目かわからないため息を吐き出した


空は暗くぽたぽたとと雫が落ちては地面を濡らしていく
気分も落ち込んでいるというのに天気もこれでは…と思っては歩いていく




………花街に向かう足取りは妙に重い……
時間も遅く感じてしまう…もしまた拒絶されたらどうしようか、なんて不安ばかりだ
様々な店を見て購入した土産をどう渡そうか?


…………言葉が思い浮かばない…)




二人の間の見えない溝