(子供を産んで何日経っただろう…確か数週間ぐらいだろうかとぼんやりと考えていた
医師から母乳育児勧められやり始めたものの母乳があまり出ず、心配になり婦人科に一緒に行って欲しいと頼んだ所夫は仕事だと言い張り心配する素振りも見せずに家を出て行ってしまった

親から決められた婚姻だから結婚したものの愛情を感じれずにいた
…いや、相手に愛情などあるのだろうかなんて考えては少しばかり涙が出そうになった)


看護婦「あ、あのー…
此処に名字を……」


(頬が少し赤い胸の大きな看護婦さんに項目を指差された
……わかってはいるものの婚姻前の名字を書きたくなってしまうのは貴女もまた夫に対し愛情が無いからだろうか…)






名字を書く
全て書き終える
医師と患者さん