(カツンカツンとヒールの音を鳴らし貴女に近寄ると小少将は耳元に唇を寄せた)







あたし… 
言い寄られるだけなのは飽きちゃったわ

情熱的なのも冷めた言い方も…聞き飽きたのよ


(小少将の爪が背中から下へと滑っていく)





ねぇ…
あたしを口説くつもりならただ黙ってキスしてちょうだい

口先だけの愛だなんてもううんざりなのよ
小少将を口説く