提督、何かな
ちょっと話を聞きたくてな
どうだ、こっちは慣れたか?
うぅん、正直な話をすると……まだ少し、寂しいな
もちろんマックス達も居るんだけど、ちょっと
そうだよな……どんな時が一番寂しい?
眠っている時かな
暗闇に一人ぽつんと居るって思ってしまうと、尚更寂しくなっちゃうんだ
そうか、そうだよな
……添い寝してやろうか?
僕でいいのかな
提督は、
バカ、それ以上は言うな
俺はお前の事、めちゃくちゃ可愛いと思ってる
そっか……ちょっと嬉しいな
でも、何もしないでね
僕は提督の事、信じてるけど
しねえよ
即答しちゃうんだ……そうだよね
うん……
意外と意地悪だなお前……
したいけどしないよ、これでいいか
うん
困らせるような事を言ってごめんね、提督
いいよそんくらい
いきなり一晩添い寝はちょっと長いだろうし、今から昼寝でも一緒にするか
ほれ、入れ入れ
じゃあ……(布団に)入るね
提督の(布団の)中……暖かいよ
(変なところを省略するなよ……微妙に不完全な日本語に使いやがって)
そうか、俺の臭いとか不快に感じたりしないか?
ううん、そんな事はないよ
(じーっ)
あっ……でも提督の顔が近くて、ちょっと恥ずかしいかもしれないな……
一つの布団に入るとそんなもんだ
(わざと俺用じゃなくて、戦艦寮から持ってきた男性用よりはちょい小さいくらいの布団にしたけどな)
目、瞑らないといつまで経っても眠れないぞ
そうだね、Gute Nacht.
夜じゃないけど……
おう、おやすみ
…………提督は何食わぬ顔でぐっすり眠ってるけど、僕にはそんな芸当できないや
寝顔、見せてもらおうかな
(ちらっ)
いつもより随分、あどけないな
起きてる時はあんなに飄々としているのが不思議なくらいだ
それに……いつもはじっと見られないから気付けなかったけど
小さくて、可愛らしい耳だ
ちょっとくらい甘噛みしても、バレたりしないかな
いびきが聞こえ始めてるくらいだし、やっぱりもう大丈夫だよね……うん
はむっ……ん、じゅる
(すごく柔らかい、男の人の体じゃないみたいだ)
……かぷっ
…………はっ、僕は何をしているんだろう
提督の体に噛み付いて、僕は……
(ぎゅっ……)
ごめんなさい、提督……気付いてないだろうけど
気付いてるぞ
ひゃうっ!?
て、提督……?
そうだよ、お前に食べられた提督だよ
……ちゃんと謝ってくれてるなら、この程度別に構わねえよ
寂しがらせてるのは俺にも一因あるだろうし
でも、やっぱりちゃんとお詫びをしないと気が済まないよ
僕にできる事、何かないかな
そうだな……じゃあ、
この後滅茶苦茶レーベきゅんのニュルンベルガーソーセージを堪能した
ちょっとしたお話の練習2