事情は把握した。
サーヴァントの扱いに苦労しているな、マスター
もともとあの少女は他者の思いを汲み取る事に関しては不得手だからな。それに加えて、理想を定めれば到達するまで舵の利かない悪属性まで備えてしまっているのでタチが悪い。
事実、サンタにしろメイドにしろ方向性はともかくとして内容に関しては傍から見てもどこかズレている
だがそれでも君の為に在ろうとする心根に違えはないのだろう。
今頃、君がいなくなったことで少なからず自省はしている筈だ。
頭が冷えるまでここにいても構わんが機を見てマイルームに戻るといい。
ここを出るまでには和解の筋書きは整えておけ。
非は彼方にあろうとそこは男の役割というものだ。