遊びに来たぞ、マスター!今日も余に構うが良い!

…………。


……おかしい、いつもならば余の美声に呼応してマイルームのドアが開くはずなのだが
むぅ…(ガチャガチャ)
ロックがかかっているな、常にオープンだったのだが
マースーター!そこにいるのは分かっている、観念して余を部屋に上げるが良い!拗ーねーるぞー!(どんどん)

相変わらずやかましい女だ。マスターは只今紳士的にティータイム中だ。お引き取り願おう、劇場女


な、貴様は冷血メイド…いつの間にその霊基を

マスター「」(ひょこ)

よい、今更マスターに紹介されずともマシンのシート越しに背中を預けた仲だ。
この女の遊びのなさも可愛げのなさも承知済みである。
そんなことよりどういうことだこれは!余というものがありながら酷いではないか!


酷い…確かにこの男の生活態度は酷いものだった。
誰彼構わず部屋に招き入れ、荒れ放題の散らかり放題…とても紳士の住まう環境とはいえ無いものだった。
よって、今日から惰弱な精神もろとも改めさせるために私がおはようからおやすみまで傍に控えることにした。
今後、私の許可抜きにマイルームに踏み込めると思わぬことだ、もっともご主人様への有害度Sランクの貴様に許可など出す気はないがな。


ぬぬぅ、一昼夜独り占めとはやなんと羨ま…いや、なんたる傲慢…
ともあれマスターの意思ではないようで一安心だが。
レースを通じて友情のようなものが芽生えた気もしたが、やはり衝突は避けられぬか
待っておれ、今、囚われのマスターを助け出す!

(この後クラス相性のせいで無茶苦茶敗走した)

名前:メイドオルタ

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これはいいメイド

話した言葉:ネロに紹介する