むっふっふ、いかがか、ご主人
アタシがこの爪で仕留めた鮭、そのムニエルのお味は?
残念だがこの肉球故あーんはできぬ。そこは多めに見るがよい。
あと、このオムライスのことは気にしてはいけない。

「お楽しみのようだな」
「別のメイドを連れ込み料理まで振舞わせるとは…専属メイドの私に対する不義と見てもいいか、マスター」
む、シュラバの気配を引き連れたるは新参夏メイド…!
成程、同じ芸風を持ちご奉仕力、主に料理の腕で先を行くアタシに脅威を抱いてると見た!
「ちっ、間抜けた面で核心を突いてくれる…ただの野良猫でないな貴様」
「…ところで毛並みが荒れているぞ、泥棒猫。シャワーでも浴びていくか?」
うむ、御免だな!
キャットは水鉄砲で打たれるのはイヤなので逃げ出した。ナムサンポウ。
またな、ご主人!(バッ
「ちっ、逃げに徹する敏捷Aの尾を掴むのは難儀だな」
「食えない奴だ…ある意味劇場女なぞ問題にならん難敵かもしれん」
「…まぁ奴の処遇は置いておくとしてまずは貴様だ。話を聞かせてもらおう、体にな」
や、優しくしてね?