1000年に一度の彗星の光がさす夜、貴方は代り映えのない毎日を過ごしていた。
一向に減らない仕事、職場内のあたりさわりのない会話
小さな自身の城に閉じこもりストレスは溜まるばかり。
『来世は可愛がられるワンパチになりたい』そんなある日、貴方は夢を見る
「お前、群れと離れたのか?
…オレさまの家に来いよ。
お前よりも大きいポケモンはいるが此処にいるよりずっと安全だぜ」見知らぬ男の部屋、見知らぬ大型ポケモン、目の前に広がる世界は広大で美しい
よく知らない男だが注がれる愛情はあまりにも大きかった。
一方、人になりたくて群れから飛び出したワンパチも奇妙な夢をみていた
よく知らないふかふかベッドで眠っていて、人間になっている夢だった。
繰り返される不思議な夢、抜け落ちた毛と記憶
一人と一匹は気づく
『入れ替わってる!』 ヌワワ!入れ替わる身体と戸惑いながらもどうにか現状を知ろうとメモを残すも返事はよだれでびしょびしょだ!!!
打ち解けようにもポケモン語はわからない!
ある日上司に心配され、長期休暇をもらうことに
相手がわからないのならトレーナーを探し出そうと決心する。
まだ会ったことのない犬を、探しているこの夏、ガラル中が恋をする「……とまぁ」