「響ちゃん、最近伸び悩んでいるようだね。それにあれだけ近付くなと言った765プロにも肩入れしているように見える」
「そ、そんなことはないぞ!自分はカンペキだし、765プロのことなんて全然……!!」
「わかっているね?我が961プロは王者のみが存在を許される。敗北者には覚悟してもらう」
「それ……どういうこと?」
「きちんと言わなければわからないのかね。負けたら即クビだということだ」
「そ、そんな!自分、せっかくここまで頑張ってきたのに!!」
「なに、勝てばいいのだよ。カンペキを自称する君なら出来るだろう?」
「……わかった。絶対勝ってみせるよ」
ひど過ぎない?決勝戦の直前にこれだぞ!プレッシャー与えてわざわざ負けさせるなんてあんまりだ~!!
…まあもう恨んでないんだけどね。自分の実力が足りてなかったのは事実だし
それにしても、美希に潜在能力、貴音にも芯の強さとか諸々で負ける自分って……
あとで聞いたんだけどさ、美希と貴音は黒井社長に引き止められたんだって。それすらされなかった自分は……うぎゃー!ヘコむ~っ!!
【
俺にはお前が一番だよ】