名前:ロヴィーノ・ヴァルガス

休日35日目

Buono!

俺も…今日…さ、楽し…かった。

…代わり映えしねー奴らと、今年もグダグダクリスマス過ごすんだとか思ってたけど…。

その…、今年は…お前がいて、なんつーか…すげぇ、楽しかった…ていうか…。








だから、来年もこうやって…お前と…





(そこまで言うと、照れたように顔を伏せてしまった。最後の方は聞き取れなかったけれど、彼が言いたかったことは、自分と同じだろうか…なんて考えながらイルミネーションを眺める。)


(来年も、再来年も、そのまた次の年も、こうやって…一緒に。……そうやって、いつまで年を重ねていけるのかな…。)
(沈みかける思考を振り払って、貴女はロヴィーノの顔を見上げる。)




「今日は本当にありがとう、パーティーも、プレゼントも。凄く嬉しかった。」



(そう言って笑ってみせると、ロヴィーノもつられたように「どういたしまして。」と微笑んだ。)




……




…そろそろ帰るか。もうこんな時間だし。







「…そうだね。」










(名残惜しくはあるが、時間も遅い。この光景を、目に焼き付けておこう。そう思いながら、階段を降りた。)




(帰り道はなんだか照れくさくて、でも心はすごくあったかくて、自然と二人、手を繋いで坂をゆっくりと下って帰った。)










(Fine./Buon Natale !) 
クリスマス2014その後4