俺も…今日…さ、楽し…かった。
…代わり映えしねー奴らと、今年もグダグダクリスマス過ごすんだとか思ってたけど…。
その…、今年は…お前がいて、なんつーか…すげぇ、楽しかった…ていうか…。
…
だから、来年もこうやって…お前
と…(そこまで言うと、照れたように顔を伏せてしまった。最後の方は聞き取れなかったけれど、彼が言いたかったことは、自分と同じだろうか…なんて考えながらイルミネーションを眺める。)
(来年も、再来年も、そのまた次の年も、こうやって…一緒に。……そうやって、いつまで年を重ねていけるのかな…。)
(沈みかける思考を振り払って、貴女はロヴィーノの顔を見上げる。)
「今日は本当にありがとう、パーティーも、プレゼントも。凄く嬉しかった。」
(そう言って笑ってみせると、ロヴィーノもつられたように「どういたしまして。」と微笑んだ。)
……
…そろそろ帰るか。もうこんな時間だし。
「…そうだね。」
(名残惜しくはあるが、時間も遅い。この光景を、目に焼き付けておこう。そう思いながら、階段を降りた。)
(帰り道はなんだか照れくさくて、でも心はすごくあったかくて、自然と二人、手を繋いで坂をゆっくりと下って帰った。)
(Fine./Buon Natale !)
…