(皆にカップケーキを配り終わったあとは、美味しい食事とお酒、お喋りを楽しんだ。)
(こうやってロヴィーノ以外とゆっくり話すのは初めてに等しいから、とても楽しかった。)
(そうこうしているうちに皆酔いが回って、一人、また一人と寝始めてしまった。)
(結局残ったのは貴女とロヴィーノ。)
「皆寝ちゃったね。」
あぁ、まぁ毎年こんなかんじだからもう慣れたけどな。
(ロヴィーノはソファで寝ているアントーニョを引きずりおろして、ごろりとソファに寝そべった。)
ふあぁ…俺も連日仕事やらなんやらに追われてねみぃ。
お前は俺の部屋使っていいぞ。客間はいつの間にかワイン野郎が占領してやがったし。
「他の人は?大丈夫なの?」
あ?野郎なんて床にでも転がしときゃいいんだよ。
俺はソファあるし。だからお前は俺の部屋で寝ろ。
(ぴしゃりとそう言い切られ、断ることもできずロヴィーノにお礼を言って部屋へ向かうことにした。)
「おやすみ、ロヴィーノ。」
おう、おやすみ。
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