(キッチンへやってきたのはロヴィーノだった。さっきまで寝てたであろう、眠そうに目をこすっている。)
「うん、ちょっと目が覚めちゃって…。ごめん、起こしちゃった?」
いや、大丈夫だ。
ワイン飲みすぎて頭痛くてよ…俺にも水くれ。
(頭をおさえてちくしょーと呻くロヴィーノに水を渡した。ロヴィーノはそれを一気に飲み干してぐぐっと伸びをして見せた。)
ふぅ、あー、なんか水飲んだら目ぇ覚めた。
(そんなロヴィーノを見てふと思い出す。そうだ、今渡そう。)
「ねぇ、ちょっと待ってて。」
え?あぁ、いいけど…
(そう言ってリビングにある自分のカバンからプレゼントを取り出す。他の皆には個別に買ってないから、二人きりの今渡してしまおう。そう思って貴女はキッチンへと戻った。)
→