え?チョコ?
…もしかして…バレンタインの?
(そうだよ。と答えてチョコの入った箱を渡す)
そっかそっか、君の家ではバレンタインにチョコ渡すんだったよね。
わざわざお兄さんに届けに来てくれるなんて、可愛いことしてくれるねー。
(フランシスは箱を受け取ると、「Merci.」と微笑んだ。)
でも…
いいの?俺で。
見たところ、色んな人に配ってきたって感じでもなさそうだし…。
バレンタインって、君の家でも特別な意味を持つ日じゃなかったっけ?
(いいの。と頷くとそっと手を取られた)
そっか…、うん。ありがとう。
ありがたく食べさせてもらうね。
さてと、君はこれから何か予定あるかな?
何も無かったら、ちょっとお兄さんに付き合ってもらいたいんだけど。
チョコのお礼じゃないよ?
La Saint Valentinの特別な人として、君をお誘いしたいんだ。
いかがですか?マドモアゼル。
(手の甲にちゅ)
バレンタイン15フラン2