ねぇ、もう泣かないで。
菊も、兄ちゃんも、みーんな居なくなっちゃったけど
俺がいるよ。
これからは、ずーっと俺がそばに居る。
君が歳をとっても、死んでも、骨になっても、ずーっと。
だから、寂しくないでしょ?
もう俺たちの邪魔する奴らは、みんな居ないんだから。
(酷い、どうしてこんなこと…貴女はそう言いかけてしゃくり上げる。)
…、なんで?…どうして酷いなんて言うの?
酷いのは〇〇ちゃんの方だよ
俺の気持ち、知っててみんなと仲良くしてたんでしょ?
俺を妬かせるために兄ちゃんが好きだなんて言ったんでしょ?
俺がずっと我慢してたの知ってて兄ちゃんにあんな態度とってたんでしょ?
だからね、お望み通り、妬いてあげたよ。
俺ってけっこう嫉妬深かったみたいでちょっとやりすぎちゃったけど…。
でも、君と俺のためだもん。仕方ないよね?
ここは喜ぶところだよ?〇〇ちゃん、やっと俺と一緒になれるんだから
ほら、もう泣くのはやめて、笑って?
俺は、君の笑顔のために頑張ったんだから。
(そう言ってフェリシアーノはニッコリと笑い、貴女を抱き締めた)
(その笑顔は何よりも綺麗だったはずなのに、穏やかであたたかい彼はもういないんだと、歪む視界の中で絶望した。)
フェリシアーノがもしヤンデレだったら