(バターを塗った指をズイッと突き出してそう言うと、豊久は訳の分からないという表情で固まった)


………


(しばらくそのまま貴女とその指を交互に見ていたが、やがて眉根を寄せたまま顔を近付けてくる)

(唇が指に触れるか否かの所で、豊久は最終確認を取るようにして貴女と視線を合わせた)

▲舐めて