(その目をじっと見返すと、視線が再び指に戻った)

(豊久の唇の隙間に、貴女の指がゆっくりと埋まっていく)


………


(咥内は予想していたよりもずっと熱い)

(柔らかい舌の感覚が指先から指の腹、側面へと移る)

(豊久が唾液を飲み込む度に咥内が波打つ)


………


(最後まで視線を一度も上げることなく丹念に指を舐めとり、豊久は口を離した)


………


(服の袖で濡れた貴女の指を拭いてから、ようやく貴女の顔を見た)


こいで満足か、ん?

▲舐めて00