(揺れる炎に、お豊の姿がぼんやりと照らされている)
よか。こいで明かりも解決だの。
後は出る方法…○○お前ないごて裸んなっちょる!衣はどげんした!!
(お豊が困惑の表情でこちらを見ている)
(服は…火がつくまではそれでした…)
(燃える炎を指差しながら答えると、お豊は炎と貴女を交互に見た)
………
(何とも言えない沈黙の後、おもむろにお豊が服を脱ぎだした)
(上着を床に放り、手甲を外し、腰紐を緩めて上の着物を脱ぐと、それを貴女に差し出す)
羽織っちょれ。
無いよかましだろ。
言うてくれたなら、俺の服ば燃やしたんだがのう。
( ○○は お豊の着物を てにいれた )
△この綿、どうにかして燃やせないかな?01