良かった、じゃあ早速出発しましょう!




(その後オルミーヌと二人で主要な往来をあらかた踏破し、各種装備品の露店や葡萄酒商人の店を見て回った)




……といった所でしょうか。
ヴェルリナは帝都なだけあって色々な商人が集まりますから、物の出来も店によって差があることが多いんです。

ちなみに、サンジェルミ伯が贔屓にしてるお店もこの通りに……あ、●●さん、ご存知ですか?


(オルミーヌが左手にあった路地を指差した)


この通路を真っ直ぐ抜けるとちょっとした丘があるんです。
帝都の外れになるので、人家もまばらで見晴らしが良いんですよ!

少し遠いのがネックですけど、晴れた日の夜なんかは星が綺麗に見えるんじゃないですかね。
まあ夜に行く人なんて滅多に居ないと思いますけど。


(路地は背の高い住居の壁に挟まれていたものの、差し込む陽光がレンガに反射し暖かい色に満ちていた)

●オルミーヌにオルテの案内をしてもらう00