(こんな嵐の夜に…一体誰が…?)


ギィ


(軋む扉を開けるとそこに居たのは…)



寒かー!



(びしょ濡れでぶるぶる震えるお豊だった)


(早く火に当たりなよ!)


(そう言いながら慌てて毛布を取りに走ると、お豊は「応」と答えて後ろ手に扉を閉めた)

(結局、貴女が扉の外で伸びている悪漢に気付く事はなかった)

おや**誰か来たみたい