(広間に居たお豊に『メリークリスマス!』と声を掛けてみた)




めりい……何ち言うた。


(振り返ったお豊は誰かに貰ったのか自分で焼いたのか、骨付きチキンを齧っている)

(『メリー、クリスマス』とゆっくり言ってみせると咀嚼していた肉を飲み込んでから口を開いた)


…めりい、くりすます。くりすますか。
何ぞおかまに聞いたど。

確か、南蛮では家族と過ごす日じゃち言うちょった。

そいなあ○○、今日は俺と一緒ん過ごす日じゃな。


(暖炉の火に照らされ、お豊の顔には強く陰影が落ちている)


俺だけでんなか。
信も与一もおるみぬもおかまも、全員じゃ。

こけおる間、お前の家族は俺らじゃっで。


(そう言って笑いながらチキンを差し出してきた)


何が物をば贈るのが習わしち聞いたが、手近にやれるもんが無かじゃっでこいで我慢してくいやい。

まちっと良かもんが用意できたなら、そん時にまたお前に渡すからの。


(齧りかけのチキンを貰った)

メリークリスマス%%メリクリ