(グゴーグゴー)


(お豊は夢の中)

(そっと忍び込んだ布団の中は、まるでホッカイロみたいな暖かさだ)


(というか、むしろ少し熱い…)


(温度調節のために掛け布団を少しめくると、)


○○…


(名前を呼ばれた)


ふとんば…まくいなや…さむかぁ…


(寝返りを打って半ば貴女に乗り上げたお豊が、敷き布団に顔を押し付けながら何かを喋っている)


ひゆっかぁやめっくいやぃ…
おまぁもぬきしてねらんなぁ……


(お豊がうつ伏せのまま布団の端を掴んで引き上げた)


…ねる。


(そう言って、貴女の首もとに腕を残したまま眠ってしまった)

布団に忍び込む%%布団に潜り込む