(胡座で何かをもぐもぐしていたお豊の背後から合わせの内側へスルリと手を這わせた)


んんん゛!?


(お豊が咀嚼したまま喉で唸ったが、それを無視して右手を腹筋の溝をなぞるように下降させていく)


!!?!?


(流石に焦ったのか箸を置いたその手で腕を掴まれた)

(ので、合わせを開けさせて今度は左手を滑り込ませた)


………ッ!!


(反射的に脇を締められ左腕の動きを制されかけたが上手くすり抜けて指を下方へ伸ばしていく)

(腰紐で締められた装束と肌の間に無理矢理に手を突っ込むと、やがてザラリとした手触りの布に触れた)


(これはもしや…)


(……褌?)


試しにクイクイしてみる
懐に手を滑り込ませる