………


(チラと覗いている胸元の肌色めがけて手を伸ばし、手のひらをお豊の鳩尾に当てた)


…?
お前は俺の肌でなよ確認しちょる。


(不思議そうに首を捻る当人を他所に、筋肉質に張った胸元を凝視しながら手を横にスライドさせると手の甲に薄い着物の感触が伝わる)

(もしかして…とは思っていたが、やはり着物だけ身につけているようだ)


……何ぞ得心いったか。


(指を掴まれ剥がされた)


お前のこっじゃ、目的なぞ無く気の向くままにこげんしたんかもしれんが、断りも無く懐ばまさぐられるのは無礼ち言わゆって、がらるっど。

懐に手を突っ込む