オカマ「
○○ーッ!居る!?呼びに来たわよォ!」
(食事と早めの風呂を済ませ部屋でまったりしていると、茹で蛸を掴んだサンジェルミが飛び込んで来た)
オカマ「ちょっと約束の時間には早いけど、アータにコレ切ってほしいから広間に来てくれないかしら?
他のメンツはもう準備始めてもらってるわ。さあ、早くなさい!」
(促されるままにサンジェルミの後について行くと、広間では与一とオルミーヌが鉄の板を前にボウルを抱えて何かをしている)
おるみぬ「あッ○○さん来た!」
与一「○○さん、伯が持ってる蛸切ってもらえます?こっちの二人がどうしても切れないって言うので…」
オカマ「だってコレ、食べるのでさえ憚られるってのに…き、切れなんてどーいうコトよ!ていうかアンタが切ってもイイんじゃない!」
おるみぬ「わわ私はネギ!ネギ切ってますからッ!チーズも切りましたし、鳥も切りました!」
与一「捌いたのは僕ですけどね。はいはい、皆さん手を動かしてー21時開始でしょ。急ぎましょう」
(オルミーヌとぎゃいぎゃいやり合っているサンジェルミから強引に蛸を奪い取り一口大に切り刻んでいく)
与一「流石○○さん。あの二人は蛸ぐらいでどうしてあんなに取り乱すんでしょうね。美味しいのに」
(そう言いながら与一は手際よく粉と出汁を混ぜ卵を割り入れた)
(おや…もしかして、コレは…)
与一「ええ、今日は『たこ焼き』だそうですよ。僕も初めて食べるので心配したんですけど、伯が○○さんは絶対知ってるから大丈夫って言い張るので」
オカマ「アタシは蛸無しでいいんじゃないって言ったのよ!でも与一っちゃんがどーしてもって言うからァ!」
おるみぬ「私だって食べるって知ってたら大師匠様に頼んでまでこの、う、
うにょうにょした生き物取り寄せてませんよ!」
与一「ハイそこ二人ー!手を動かしてー鉄板熱してー油引いてくださいねー」
(本日はどうやら
たこ焼きパーティーのようだ)